
以前暮らしていたミャンマーでは、カラフルで素朴な張り子のおもちゃたちが現役でした。
近くのお寺の前には、いつも出店がたくさん並んでいて、お参りの帰りに立ち寄るのが家族連れのひそかな楽しみ。民芸品や仏具、土産物の店に交じって、こうした手づくりのおもちゃが並んでいました。
色使いがあまりにも自由で可愛くて、ついつい惹かれてしまう。娘もまだ小さかったので、我が家も幾たびに少しずつ連れて帰りました。
キリン、虎、牛、太鼓…今も飾っていると、当時の景色や空気がふっとよみがえってきます。
娘はもう大きくなりましたが、このカラフルな仲間たちは、今でも我が家の一角にいて、あの頃の時間をそっと思い出させてくれるのです。
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