心の椅子

心の椅子 2025年

大学生の頃に椅子のオブジェを作りました。それは薄い青緑色で、ひょろひょろと細長いもの。誰も座っておらず、座面の上には小さく華奢な花が1輪。
心の椅子には、いつも誰かに座っていて欲しかったのです。でもそれは不安定で、とても座れるようなものではありませんでした。
最近作ったこちらの作品は、どっしりとした椅子にしっかりと自分が座り、大きな花を両手にしっかりと抱いています。
この作品では、若い頃の自分にかけてあげたい言葉を形に託しました。
「自分自身が1番自分を愛してあげていなければ、人を愛したり、幸せにしてあげることはできない。」ということ。ありのままの自分を大好きでいて、許して、宝物のように扱ってあげなければいけないのです。

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